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廃棄物・副産物の受け入れ状況

 

  セメント業界の廃棄物・副産物の使用状況

 
表-1 セメント業界の廃棄物・副産物使用量の推移(2006-2010)

(単位:千トン)

    近年のセメント業界の廃棄物・副産物(注)の内訳と使用量推移は、表-1の通りとなっています。
  木くず、廃プラスチックなどが増加傾向にあります。「肉骨粉」については、国から要請を受け、2001年度より処理を開始しました。

注)「廃棄物」とは廃棄物処理法に基づきセメント工場が受け入れているもの、「副産物」とは廃棄物以外のものとして区分しています。
1.「その他」は、ガラス・陶磁器くず、がれき、RDF、RPFなど。
2.セメント1t当たり使用量とは、原料代替、熱エネルギー源、混合材としてセメント1tを生産するのに使用した廃棄物・副産物の量を示す。
 
図-1 セメント業界の廃棄物・副産物利用状況(2009年度)

図-2 セメント生産量と廃棄物・副産物使用量・
使用原単位の推移(2006-2010)


    セメント業界では、既存のセメント製造設備や焼成技術をベースに、多岐にわたる廃棄物・副産物のリサイクル技術を開発し、20種類以上の廃棄物・副産物を他産業等から年間約25,000千t受け入れてリサイクルを可能にしています。
  これを容積に換算した場合、東京ドームの約15杯分に相当します。
  セメント生産は1996年度の99,267千tをピークに減少傾向を続けていますが、各社の努力により、セメント1t製造するために使用する廃棄物・副産物の量は逆に増加傾向を示しています。
  もし、セメント業界が廃棄物・副産物を全く受け入れなくなると、有効活用されていた廃棄物・副産物は最終処分場に集中することとなり、産業廃棄物の最終処分場の残余容量は現状より約5年半短くなると予想されます。

  リサイクルによる最終処分場延命効果


  今後も、わが国は循環型社会形成を推進していく必要があります。
  循環型社会構築の担い手として、セメント業界は産業基礎資材を提供する動脈産業としての役割だけでなく、様々な所から排出される廃棄物・副産物を受け入れてリサイクルする静脈産業としての役割がますます期待されています。
 
図-3
セメント産業による廃棄物・副産物のリサイクルによる最終処分場延命効果<試算>

(A) 産業廃棄物最終処分場残余容量(2009年4月1日現在)   176,390千m3
(B) 産業廃棄物最終処分場残余年数(2009年4月1日現在)   10.6年
(C) 2009年度以降の産業廃棄物の年間最終処分量試算値 C=A/B 16,641千m3/年
(D) セメント工場が1年間に受入ている廃棄物・副産物等の容積換算試算値   18,368千m3/年
(E) セメント工場が受入処理しなかった場合、最終処分場の残余年数試算値 E=A/(C+D) 5.0年
(F) セメント工場が廃棄物等を受入処理することによる最終処分場の延命効果試算値 F=B-E 5.6年
出所:環境省(A,B)
 
図-4 循環型社会におけるセメント工場での役割