世界せかいでトップクラスの環境かんきょうにやさしい、
日本のセメント産業

 
    セメント産業では、セメントを作るためにたくさんのエネルギーを使わなければならないんだよ。だから昔から日本のセメント産業は、省エネについては、大へん気をくばっており、いろいろな方法ほうほうで省エネ対策たいさくを行ってきたんだ。
  そしてこの地球温暖化対策ちきゅうおんだんかたいさくへの世界的せかいてきうごきの中で、日本のセメント産業はもっと省エネを目指めざ して、「2012年 までの5年間の平均でセメント1トンを作る時のエネルギーを、1990年度にたいして3.8%へらす」ことを 目標もくひょうにして、努力どりょくをつづけたけっか、4.4%へらすことができ、目標もくひょうをたっせいしたんだ。
  日本のセメント産業は世界で一番すぐれたエネルギーこうりつで、セメントを生産しているんだよ。

  もっとくわしく言うと、つぎのような取組みを、行っているよ。
 
 
エネルギーを少しでもへらすことができるせつびを、もっと取り入れる。
廃棄はいきされたプラスチック、木くず、肉骨粉こっぷんなど、熱エネルギーとして利用りようできる廃棄物はいきぶつ使用しようをふやす。また、廃棄物が普通ふつうのしょうきゃくろでやかれるりょうをへらすことができる。これにより、石炭せきたんなどの大切たいせつ天然資源てんねんしげんをなるべく使わないようにすることができる。
天然の原料の使用をへらし、かわりに火力発電所はつでんしょで石炭をもやした時に出てくるはい(石炭灰、フライアッシュともいう)や、下水処理場げすいしょりじょうで出てくる下水汚泥げすいおでい都市としゴミなどの廃棄物を、原料として使うことをふやす。
普通のセメントにくらべて焼成しょうせいするためのエネルギーが少なくてすむ混合こんごうセメントの生産のわり合いをふやす。
(* 混合セメントは高炉こうろスラグ(てつを作るときの副産物ふくさんぶつ)やフライアッシュなどを混合しています。)

大量にセメントをはこぶことができる大きなタンカーやトラックを使うなど、できあがったセメントを運ぶ時もできるだけむだのないようにおこない、環境へのふたんを少なくする。



 
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