1年で約2,600万トンの
廃棄物はいきぶつ副産物ふくさんぶつを使っている、日本のセメント産業

 
    セメント産業ではこれまでも、古くなった車のタイヤや、使えなくなったプラスチックなどの廃棄物をほかの産業から引きとって、熱エネルギーとして使ってきたんだ。
  また、の産業から出てくる、石炭灰せきたんばい高炉こうろスラグ(てつを作ったときに出るものなどの「副産物」)も、原料にしてきたんだよ。

  最近さいきんではさらに、20種類以上しゅるいいじょうの廃棄物・副産物もたくさんけ入れているんだ。
  日本のセメント産業が受け入れている廃棄物・副産物のりょうは1年間で、やく 2,600万トンにもなるんだ(2021年度)。これは東京ドームの15個分に相当する量(廃棄物・副産物を 焼却しょうきゃくした後のはい容量ようりょうで推定したもの)にもなるんだよ。

  日本のセメント産業は努力どりょく をかさね、セメント1トンを作るためにつかう廃棄物・副産物のわり合いを増やしつづけているんだ。2021年にはセメント1トンあたり473キロにもなっているんだよ。
 

表C 日本のセメントさんぎょうが使っているはいきぶつ、ふくさんぶつのりょう


 
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