カーボンニュートラルを目指すセメント産業の長期ビジョン


2022年3月24日

(「本ビジョン策定経緯及び狙いと改訂経緯」より抜粋)
 2020年3月、セメント協会は、「脱炭素社会を目指すセメント産業の長期ビジョン」を策定し、セメント産業が、2050年、更には、その先という不確実な将来を展望し、現時点において、2050年の長期目標や最終到達点としての「脱炭素社会」の実現に向け、目指すべき方向性を示した。
 その後、2020年10月、菅総理大臣は所信表明演説において、我が国が2050年にカーボンニュートラルを目指すことを宣言し、同年12月には「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を閣議決定した。同成長戦略には、当業界が関連するカーボンリサイクル・マテリアル産業の取組みにおいて、「新たな製造プロセスの確立・炭酸塩の利用拡大」が盛り込まれ、国としてのカーボンニュートラルを目指す方向性が示され、当業界が貢献すべき分野についても、少しずつ明確になった状況の下、国の目指すカーボンニュートラルの方向性を念頭に置きながら、2020年3月26日に公表したビジョンをカーボンニュートラルに向けた本ビジョンに改めた。
 本ビジョンではセメント産業としての2050年のカーボンニュートラルの絵姿を示した。