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セメントの需給

 

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  2019年度について、セメント国内需要(輸入を含む)は40,970千t、前年比96.2%となり、3年振りにマイナスとなりました。官需は2019年度公共事業当初予算が前年並みであったものの、工期の長期化でセメント実需が遅れたこと、コスト増により金額当たりの工事量が減ったことからマイナスとなりました。民需については、設備投資は、東京オリンピック・パラリンピック需要のピークアウト、高力ボルト不足による建設停滞、人手不足からマイナスで推移しましたが、住宅投資は、2019年10月の消費税前の駆け込み需要に加え、増税後の政府による住宅取得支援策の効果もあり堅調に推移しました。輸出は10,532千t、前年比101.6%と、10,000千t台を維持して2年振りにプラスとなりました。こうしたことから、生産は58,135千t、前年比96.5%とマイナスとなりました。

  セメントの国内需要は、バブル経済終盤の1990年度に86,286千tとなりピークを記録しましたが、その後は長期に亙り縮小傾向が続いています。とりわけ2007年以降は改正建築基準法施行(2007年6月)による混乱の長期化、リーマンショック(2008年9月)による世界的景気後退に伴う民間建設工事の減少、公共工事補正予算の付け替え(2009年9月)、2010年度公共事業予算の大幅削減など、次々と逆風に見舞われ2010年度まで減少しました。その後、東日本大震災の復興需要と国土強靭化政策の下、2011年度以降は3年連続して上昇局面に転じました。しかし、その後は建設労働者の人手不足等により3年連続マイナスで推移したのち、2017年度、2018年度は42,000千tを前後し、2019年度は40,970千tと3年振りに前年を下回りました。ピーク時から比較すると半分のレベルです。生産も同様に1996年度99,267千tのピーク後減少傾向をたどり、2019年度58,135千tは同時期の約6割の水準にまで縮小しています。

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