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名四国道のコンクリート舗装(愛知県名古屋市)

名古屋市は戦後復興計画の基本としていわゆる「百メートル道路の整備」を柱に据えた。この考えに基づき建設された幹線道路は6〜10車線、舗装は耐久性に優れたコンクリートを採用している区間が数多く存在する。そのなかでも名四国道は東海地域を支える産業の大動脈で大型車が占める割合が40%を超える重交通路線として知られている。ここで紹介する名古屋市港区十一屋〜宝神の区間のコンクリート舗装は、版厚30cmの鉄網入りコンクリート、幅員13.5m×2×延長600m、面積14260m2の規模で2000年に供用されたもの。供用から10年以上を経てもさしたる補修工事を要することなく、コンクリート舗装の真骨頂である優れた耐久性を実証。日夜大型車両をはじめとする1日当たり10万台を超す車流を黙々と支え続けている。

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