2026年3月23日現在
A.はい、本当です。セメントをつくるときの原料や熱エネルギーの代替として使っています。
・副産物とは、ある製品を製造する過程で発生する他の産物のこと。たとえば、製鉄所から出る製鋼スラグや火力発電所から出る石炭灰
・セメント産業での熱エネルギーとは、原料を高温で焼成し、化学変化を起こしてセメントのもととなるクリンカーを生成するために使われるエネルギーのこと
A.廃棄物や副産物には、セメントの主な成分となる“カルシウム・ケイ素・アルミニウム・鉄など”が含まれています。そのため、廃棄物の成分を調べて、セメントの成分となるように調整することによって原料の代わりにすることができます。また、可燃性の廃棄物は燃やすときの熱をセメントの焼成に利用でき、加えて、その燃えカスや灰はセメントの原料として利用されるので新たな廃棄物を生まないのです。
A. 大丈夫!固まります。廃棄物や副産物は高温で焼成すると化学変化によってセメントの成分に変わっていきます。1450℃というという高温で焼成することによってゴミのにおいはなくなるし、有害なダイオキシンは分解されます。
A.こちらの図のように、多種多様な廃棄物や副産物を利用しています。これらは様々な産業や自治体の活動から発生しています。セメント工場でこれらの廃棄物や副産物を受け入れ、使うことは、様々な産業の持続可能な活動に貢献しているといえます。
また、近年は地震や大雨といった災害によって被災した地域から発生する災害廃棄物もセメント工場が受け入れ、被災地の早期の復旧復興を支援しています。
詳しくは 廃棄物・副産物の有効利用 をご覧ください。
A.2025年には全国のセメント工場で約2000万トンもの廃棄物や副産物を受け入れています。この量はセメント1トンあたりに換算すると約490kgにもなります。
もしセメント工場が廃棄物や副産物を受け入れることをやめてしまったら、各種廃棄物・副産物は埋め立てに回され、処分場のスペースを埋めてしまいます。ある試算によれば、セメント工場が受け入れをやめると最終処分場が予定より6~7年早くいっぱいになってしまうともいわれています。
加えて、日本は国土が狭いので、新しい処分場を増やすことは難しいのです。
セメント工場が廃棄物や副産物を受け入れるということは省資源の観点からのみならず、循環型社会の実現という点でも重要です。セメント産業は環境にやさしい産業であると言えます。