どうしてセメント工場は、
廃棄物（はいきぶつ）・副産物（ふくさんぶつ）を受け入れられるの？
 
  日本のセメント産業は、とっても環境にこうけんしているんだね。でも、なぜ廃棄物を工場で使うことができるの？
 
  セメントの主（おも）な成分（せいぶん）は、カルシウム、けいそ、アルミニウム、鉄（てつ）なんだ。一方、スラグやフライアッシュなど多くの廃棄物や副産物の成分は、アルミ、鉄、けいそなどで、成分が共通（きょうつう）しているからなんだよ。これらを天然（てんねん）の材料（ざいりょう）とまぜ合わせることでセメントの原料の一部（いちぶ）として使えるんだ。
 
  セメントを作った後に、もえかすとか灰（はい）みたいな、廃棄物が出るんじゃないの？

  ゴミの焼却場（しょうきゃくじょう）だとゴミを燃（も）やした後、燃えかすや灰が残（のこ）るけれど、セメント工場の場合燃えた後に残る灰も原料になってしまうから、灰もすてなくてもいいんだ。
  いままでのセメントにくらべて、品質（ひんしつ）はどうなの？

  いろいろな廃棄物・副産物を受け入れているけど、セメント会社の人たちはものすごく努力（どりょく）したので、セメントの品質はかわりなく、今までどおりで安心（あんしん）なんだよ。
 
  すごいなあ。セメントがこんなに環境のことを考えて作ってある材料だったなんて、知らなかった。ほんとに勉強（べんきょう）になったよ。
 
環境にやさしいセメントゾーンのトップへ

世界（せかい）で一番環境（かんきょう）にやさしい、日本のセメント産業
１年で約２，６００万トンの 廃棄物（はいきぶつ）・副産物（ふくさんぶつ）を使っている、日本のセメント産業
肉骨粉（こっぷん）だって安全（あんぜん）に受（う）け入れているセメント工場
廃棄物問題（はいきぶつもんだい）の解決（かいけつ）をめざして、「エコセメント」登場（とうじょう）
もしセメント工場が、廃棄物（はいきぶつ）を受け入れなかったら？
どうしてセメント工場は、廃棄物（はいきぶつ）・副産物（ふくさんぶつ）を受け入れられるの？