循環型社会構築に向けた取り組み

セメント産業は
   廃棄物・副産物を有効活用して「循環型社会」構築の大きな役割を担っています。

  セメント産業はエネルギー多消費産業の一つで、古くから省エネルギーに努めてきました。この省エネによる「資源の効率的利用」に始まり、セメント産業では廃棄物・副産物をクリンカ原料や熱エネルギーの代替として有効利用する技術を開発し、廃棄物・副産物の受け入れ量を増やして参りました。これらの有効利用を推進することによって循環型社会構築の役割を担っています。
  私たちの生活から排出されるゴミなどの廃棄物とその焼却灰、私たちの生活の支えるインフラ事業から発生する下水汚泥や火力発電所の石炭灰、数々の事業・産業から排出される廃棄物・副産物、これらをセメント産業はエネルギーや原料の代替として受け入れて利用し、「天然資源の節約」「温室効果ガスの削減」「廃棄物の最終処分場の延命」に貢献するとともに、私たちの暮らし・安全・ライフライン等を支えるコンクリートの主要材料であるセメントを供給しています。